生活習慣病

脳卒中や心筋梗塞などのリスクが高まる生活習慣病

生活習慣病現代人には、忙しさがつきものです。「外食や偏った食事が続いた」「睡眠時間が短い」「何週間も運動をしていない」といった生活習慣の乱れは、ほとんどの方が経験したことがあると思います。
短期間であれば身体にはほとんど影響がありませんが、こういった生活習慣の乱れが何カ月も、何年も続いているとどうなるでしょうか? 高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病になる可能性が高まります。長い時間をかけて発症に至った生活習慣病は、治療にも時間がかかり、生活の質を低下させると同時に、脳卒中、心筋梗塞のリスクを高めます。
すでに生活習慣病である方はもちろん、生活習慣が乱れている方、健康診断等で指摘を受けた方(要再検査・要精密検査)は、MRI検査を含めた脳ドックを受けることをおすすめします。検査結果に応じた生活習慣指導も行いますので、ご安心ください。

高血圧

高血圧血圧の値が正常な範囲を超えたまま、維持されている状態です。
塩分の過剰な摂取、肥満、ストレスといった生活習慣の乱れの他、遺伝、血管の老化などを原因として発症・進行します。
高い圧が常に血管にかかることから、動脈硬化を進行させます。同時に、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血などのリスクが高まります。脳以外でも、狭心症、心筋梗塞、腎臓病などの疾患を引き起こすことがあります。

脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症(高脂血症)血中のコレステロール、中性脂肪が増加した状態です。以前は高脂血症と呼ばれていました。
高カロリー・高脂肪の食生活、慢性的な運動不足などの生活習慣の乱れの他、遺伝、女性ホルモンのバランスの変化などによって発症・進行します。
血管内に脂質成分が蓄積されると、動脈硬化を進行させ、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血などのリスクが高まります。脳疾患以外では、狭心症、心筋梗塞などを引き起こすことがあります。

糖尿病

再検査・要精密検査すい臓から分泌されるインスリンの量が不足し、血中の糖度(血糖値)が高くなっている状態です。糖尿病には「1型」「2型」がありますが、全体の約98%が生活習慣の乱れを原因として起こる「2型糖尿病」です。
糖尿病の恐ろしさは、さまざまな合併症と生活の質の低下にあります。他の生活習慣病と同様、動脈硬化を進行させ、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血などのリスクを高めると共に、糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症(糖尿病の三大合併症)も懸念されます。合併症により、失明や人工透析などに至ると、当然のことながら生活の質は大きく低下します。

健康診断や人間ドックで再検査・要精密検査となった方へ

健康診断や人間ドックで要再検査・要精密検査となった方は、すでに生活習慣病を発症していたり、生活習慣病の予備群である可能性が高いと言えます。
動脈硬化、そこから進展した脳疾患も懸念されますので、お早目にご相談ください。MRI検査をはじめとする、脳疾患の早期発見のための脳ドックコースをご用意しております。